反対咬合には「骨格性の反対咬合」と「歯性の反対咬合」があります。
●骨格的に上顎骨が引っ込んでいる 矢印①
●骨格的に下顎骨が出ている 矢印②
●上記の両方
により反対咬合になる
上記のような骨格的な問題はないが、前歯の傾きが
●上の前歯が舌側(内側)に傾斜している 矢印③
●下の前歯が唇側(外側)に傾斜している 矢印④
●上記の両方
により反対咬合になる
●前歯の咬み合わせが反対なので、咀嚼効率が悪い
●上顎が小さかったり、上顎前歯が引っ込んでいたりするので、
舌の動きが制限され、サ行・タ行が発音しにくい
1期治療として、上顎前方牽引装置を寝ている間に使うことにより、上顎骨の成長を促進し、下顎骨の成長を抑制する事により反対咬合を改善します
上顎前方牽引装置
<治療例>
治療前
前歯が反対咬合です
セファロ分析の結果、上顎骨が引っ込んでいたので、上顎前方牽引装置を使いました
1期治療中
反対咬合が改善されました
口元の変化
治療前
反対咬合のため、上口唇よりも下口唇が突出しています
治療中
反対咬合が改善され、自然な口元になりました。
1期治療として、取り外しができる装置を寝ている間に使うことにより、舌側傾斜している上顎前歯を唇側に傾斜させ、反対咬合を改善します
床矯正装置
<治療例>
治療前
セファロ分析の結果、上の前歯が舌側(内側)に傾斜していて、骨格的には問題なかったので、床矯正装置を使いました
1期治療中
反対咬合が改善されました
顎骨の成長は利用できないので、基本的にはブラケットという装置を個々の歯に付けて、ワイヤーを通して歯を動かす治療方法になります。
ただし、骨格的なズレが大きく、矯正治療単独では反対咬合の改善が困難な場合は、手術を併用した外科的矯正治療になります。
<治療例>
治療前
前歯が反対咬合で、上の歯と下の歯が咬み合っていません
右下の小臼歯と左下の親知らずを抜歯して、下の前歯を引っ込めながら、全体の咬み合わせを整える矯正治療をしました
治療後
反対咬合が改善され、全体で咬み合う様になりました
休診日:月・金・日・祝日・第二第四木曜
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