開咬

上の歯と下の歯が上下的に開いていて、咬み合っていない状態を開咬といいます。


開咬による弊害



前歯で食べ物を咬み切れない
発音しにくい



治療方法


小児の場合

指しゃぶり・舌突出癖・口呼吸などの習癖が原因である事が多いので、まずはそれら悪習癖の改善を試みます。

  舌突出癖とは?

MFT(筋機能訓練)による治療舌突出癖がある場合、舌の正しい位置を覚えて、歯並びへの舌圧による悪影響を排除します

<治療例>

治療前

舌突出癖のため、開咬を呈しています

治療後

MFT(筋機能訓練)により前歯がしっかり咬み合う様になりました



大人の場合

基本的にはブラケットという装置を個々の歯に付けて、ワイヤーを通して歯を動かす治療方法になります。 上と下の奥歯を圧下させる事により、前歯が咬むように治療をします。

治療前

奥歯(矢印 大臼歯)でしか咬んでいないので、奥歯にばかり負加がかかります。 この咬み合わせが今後何年も続けば、将来的には奥歯が欠けたり、割れたりしやすくなります。
また、前歯~小臼歯は全く咬んでいないので咀嚼効率も悪く、歯が消化器官としてその機能を十分に発揮できていない状態です。

治療中

上下左右の親知らずを抜歯して矯正治療をしました

治療後

上下の歯が前歯から奥歯まで全体で咬み合うようになりました。
咀嚼効率も上がり、消化器官としての機能を十分に発揮できます。

主訴
前歯で物を咬めない
診断名
開咬
年齢
27歳
治療に用いた装置
表側ブラケット装置
抜歯部位
上下左右第三大臼歯
治療期間
動的処置1年6か月+保定観察4年
治療費
検査・診断料 33,000円
装置料 682,000円
調節料 5,500円x 18回(動的処置)+5,500円x 13回(保定観察)


リスクと副作用

  • 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のりスクが 高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。
  • 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきが やせて下がることがあります。
  • 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
  • 加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することが あります。その場合、再治療等が必要になることがあります。