空隙歯列

歯と歯の間にすき間がある状態


空隙歯列による弊害

 発音がしにくい

 見た目が良くない

 食べ物が詰まりやすい


原因と治療例

①上唇小帯が下がっている事により、正中に空隙が生じている場合


まず上唇小帯形成術を行い、その形態を整えます。その後、経過観察をして自然に閉じる可能性が低いと診断されたら、矯正治療を行います。



②歯の大きさと顎(歯列・歯槽骨)の大きさのアンバランスにより空隙が生じる


つまり、歯の大きさが小さい、または、顎(歯列・歯槽骨)が大きい事により、空隙歯列になります。



<治療例>

治療前

舌突出癖もあり、上下の前歯が唇側に傾斜し、空隙歯列を呈しています。

治療後

ブラケットとワイヤーによる治療を行い、空隙歯列は改善されました。
舌突出癖に対する筋機能訓練も行い、歯列・咬み合わせも安定しています。

<笑顔の変化>

治療前

治療後

③正中埋伏過剰歯による空隙

上の前歯に5mm以上の大きなすき間がある場合は、正中埋伏過剰歯の疑いがあるので、レントゲン写真で確認しましょう。


初診時、レントゲン写真を撮ったところ、


正中埋伏過剰歯があったので、東海大学付属病院の口腔外科で過剰歯を抜歯してもらい、経過観察をしました。


正中埋伏過剰歯抜歯後、1年経過。
抜歯前と比べると空隙は小さくなったが、左側には段差(矢印)があり、横の歯が生えてきても自然な閉鎖は困難と判断し、床矯正装置による治療を始めました。



矯正治療開始後6か月、空隙は閉鎖しました。



治療方法

床矯正装置または、ブラケットという装置を個々の歯に付けて、ワイヤーを通して歯を動かして、スペースを閉じます。